介護業界の将来性は本当にない?
― 離職率・給与データから見る2025年最新の実態 ―
「介護業界は将来性がないのでは?」
「介護職は離職率が高いと聞いた」
「給与が低いから不安」
就職活動中の学生や、キャリア形成を考える方から、こうした声をよく耳にします。
しかし、キャリア選択は“イメージ”ではなく“データ”で判断すべきです。
今回は、2025年時点の最新データをもとに、介護業界の実態と将来性を整理します。
■ 日本の高齢化率は29.4%(2025年)
2025年現在、日本の高齢化率は29.4%(約3,619万人)。
およそ3人に1人が65歳以上という社会です。
さらに、団塊の世代がすべて75歳以上となることで、介護ニーズは今後も増加が見込まれています。
これは一時的な現象ではありません。
高齢化は構造的トレンドです。
そして重要なのは、世界各国も今後、日本を追う形で高齢化が進むという事実です。
日本は「超高齢社会の先進国」として、介護分野のモデルケースとなっています。
つまり、介護業界の将来性は国内だけにとどまりません。
■ 介護職の離職率は本当に高いのか?
令和5年の統計では、
- 介護職員の離職率:15.4%
- 一般労働者の離職率:12.1%
- パートタイム労働者の離職率:23.8%
確かに全産業平均よりやや高い水準ですが、
かつての20%超という水準からは改善傾向にあります。
処遇改善加算の拡充、職場環境整備、ICT導入など、業界改革は進行中です。
「介護=離職率が非常に高い」というイメージは、現在の実態とは必ずしも一致していません。
■ 介護職の給与水準の実態
令和5年度のデータでは、介護職員の平均月収は約24万円。
他業界と比較すると高水準とは言い難い面もありますが、
近年は処遇改善政策により上昇傾向が続いています。
さらに、
- 介護福祉士資格取得
- ケアマネジャー資格取得
- 管理職・施設長への昇進
などにより、収入は段階的に上がる仕組みです。
介護業界は、資格と経験が報酬に反映されやすい専門職型産業です。
■ 介護分野の有効求人倍率は高水準
介護職の有効求人倍率は、全産業平均を大きく上回る水準で推移しています。
これは慢性的な人材不足という側面もありますが、就活者にとっては、
- 就職しやすい
- 比較検討できる
- 条件交渉がしやすい
という意味でもあります。
未経験からスタート可能で、働きながら資格取得も可能。
第二新卒やセカンドキャリアとしても選ばれています。
■ 介護業界は“社会インフラ産業”
介護は単なるサービス業ではありません。
医療・福祉・地域包括ケアを支える、
社会インフラの中核分野です。
さらに、日本の介護モデルは海外からも注目されています。
将来的にはアジア諸国を中心に、日本型介護の知見が求められる可能性があります。
介護業界の将来性は、
「国内需要の増加」と「海外展開の可能性」の両面にあります。
■ 就活で大切なのは“バイアスを外すこと”
「きつい・安い・離職率が高い」
確かに課題は存在します。
しかし、データを冷静に見ると、改善と成長の動きも明確です。
就活とは、
“楽そうな業界”を探すことではなく、
“将来性と専門性が積み上がる分野”を選ぶことです。
介護業界は、確実に必要とされ続ける産業です。
バイアスではなく、事実で判断してみてください。
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